父は宿泊施設のオーナーなのに従業員として働いています

我が家の大黒柱である父は、なんと宿泊施設のオーナーをしています。オーナーというのは、その施設が経営するために必要な資金を出資している人間のことですから、そこで一番偉い役職であると言えるでしょう。しかし、その父はオーナーなのにその宿泊施設で従業員として働いています。これってちょっと変だなと感じてしまうのは私だけでしょうか?だって一番偉い役職なのに、一番偉くない仕事をしているわけですからね。

織田信長ウォーキング|桶狭間の戦いコース

でも、父が従業員として働いているのには、とても深い理由があるそうです。それは、一番偉い人間だからこそ、一番底辺の部分を知っておかなければならないという自分なりの哲学だと父は言います。オーナーや経営者という立場になれば、どうしても売り上げなどの数字の部分だけに目がいってしまい、現場で働いている従業員の些細な行動にまで目が行き届きません。ですから、思わぬ部分で従業員がミスをしていたり、経営者に対する不満を口にしていたりするものです。その点において、父は十分目を光らせておくために従業員として働いているのでしょう。

ただ、従業員として働いている父にはオーナーとしての貫禄というものが見受けられず、かなりミスをしてばかりでその部門の責任者に色々と注意されています。本来ならばオーナーである父の方が叱らなければならないのに、叱られている構図が全く反対だなんて、傍から見ていても滑稽です。こんな調子ですから、他の従業員の中には父がオーナーであることを知らない人すら居るのも当然ですよね。
junebride-movie_旅館
岩盤浴を極める!

こんな腰が低すぎる父がオーナーであるこの宿泊施設は、本当にこれから大丈夫なのだろうかと不安に思ってしまう部分があるのも本音です。しかし、自分自身が従業員として働き、そして従業員の声をそのままストレートに聞くことができるメリットからも、父のようなオーナー兼従業員という宿泊施設の経営方針も間違ってはないのかなと色々考えてしまいます。